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床鳴りはなぜ起きるの?
室内を歩いているときに鳴る、「ギシギシ」、「ミシミシ」といった床のきしむ音が気になることはありませんか?
この現象は、 “床鳴り”と呼ばれています。
築年数の経過した家だと経年劣化も考えられますが、今回はそれ以外の
“床鳴り”の原因を3つお話ししていきます。
原因1 床の構造に問題がある
木造住宅の床は、床下で土台の上に「大引き」や「根太」といった木材が、水平かつ均等に組まれていて、全体を支えています。
しかし、それが水平でなかったり、柱の配置が均等でないなど、ほんの少しのズレで床鳴りを起こしてしまうことがあります。
比較的低い音の床鳴りや、床に重いものを置いたとき見るからにへこむ場合は、住宅の経年劣化や自然災害により起きている場合があります。また、「業者の施工不良」という人為的な原因も考えられます。
(出典 信州木材認証製品センター様 HP)
原因2 木材・床材の性質に問題がある
木材は、天気や気候によって伸縮する性質があります。例えば、梅雨時など湿気が多いときは水分を吸収して膨張、反対に乾燥しているときは水分を放出します。それが原因で木材同士が互いに擦れあい、床鳴りが起こります。
この現象はフローリング材にも同様に表れます。フローリングは、1枚1枚端部の凹凸を組み合わせて施工していきますので、フローリング材の伸縮を起こすとき、そのつなぎ目から音が鳴ってしまうのです。
原因3 床がシロアリの被害を受けている
最後に、床鳴りがひどい場合、シロアリの被害を受けている恐れがあります。
シロアリ被害については↓↓
シロアリの被害にあうと床の木材がスカスカになり、踏むと音が出るようになります。特に洗面、キッチンなど水廻りの床下は湿気が多く、シロアリが好む環境であるため、シロアリ被害が頻繁に報告されています。
このように、床鳴りが起こる原因は様々です。
原因を調査するためにはフローリングを剥がしてみないとわからない場合もありますが、
シロアリが原因の場合は、放っておくと建物全体に影響を及ぼしかねませんので、
そうなる前に、ぜひご相談ください!!
工務 市川
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