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内装の塗装仕上げ
壁の仕上げ材には、クロス、塗装、タイル、ガラスブロック、合板、無垢材など様々あり、一般的には、クロス貼りが主流です。
今回は、オリジナリティーを出したい方、細部までお色や模様にこだわりたい方に向けて、「塗装」の仕上げをご紹介したいと思います!
まずは参考までに内装塗料の種類はどんなものがあるか見ていきましょう。
塗料の種類
壁の塗料は、大きく「水性塗料」「油性塗料」「自然塗料」の3種類に分けられます。
1.水性塗料
特徴
・色付けが簡単で、健康に悪影響を及ぼす添加物が少なく、臭いも少ない
・防汚性が高い
・耐水性、耐アルカリ性に少し劣る
・ツヤがなく、自然な仕上がり
2.油性塗料
特徴
・紫外線や外的刺激に強靭で劣化しにくい
・樹脂や金属にも塗料密着が高く剥がれにくい。サッシの塗り替え工事等に最適
・ツヤの耐候性(自然環境に耐えうる性質)に優れ、綺麗な光沢が出しやすい
・優希溶剤(シンナー)を使って希釈するので、健康被害の恐れがあり、取扱に注意が必要。内装塗装には向かない
3.自然塗料(漆喰・珪藻土・植物等)
特徴
・化学物質不使用の為、お子様やペットがいるご家庭でも安心
・吸湿・消臭効果があるため、空気汚染物質を吸着し空気環境の改善にも期待
・漆喰は防カビ・抗菌・消臭ができ耐久性がある
塗装の仕上げパターン
自然塗料の壁はコテなどを使い、パターン(模様)を付けて仕上げます。
① コテ波仕上げ
コテで塗った跡を自然な形でパターンを残す仕上げ
② 扇仕上げ
コテで半円を書くようにパターンを付けた仕上げ
くしなどを使うことによってより意匠をこらしたデザインにする事もできる
③ スパニッシュ
コテでエッジを効かせて塗る仕上げ
綺麗に仕上げるにはプロの左官屋さんへの依頼することをおススメ
④ スタッコ調
ヨーロッパの壁をイメージした石造建築風の、凹凸を付けた仕上げ
塗装による壁は、クロスには出せない温かみや味わいのあるオシャレな雰囲気を作ることができます。
特に自然塗料は調湿を行ってくれるので、四季があり湿度の高い日本で快適に過ごすにはもってこいの塗料ですね。
楽しい塗料
最近の黒板塗料・スケッチ(ホワイトボード/塗料は透明)塗料・マグネット塗料といわれる新しい塗料も登場しています。
黒板塗料やスケッチ塗料で仕上げることでお子様との気軽にコミュニケーションが取れたり、メモを書き残したりできるので家族間の連絡ツールとしても活躍しそうですね。
■ 黒板塗料
壁や木材、コンクリートなど様々な材質に塗装することができ、塗った部分を黒板化!
チョークで書き込んで楽しむことができます。
■ スケッチ塗料
塗料の色は透明。
壁など既存の色はそのままで、ホワイトボード用のマジックで絵を描いたり消したりできます。
■ マグネット塗料
塗った部分がマグネットボードになります。
乾燥後は好きな水性塗料を上塗りできるので、インテリアに合わせてお部屋の雰囲気を自由に変えることができます。
まとめ
塗装は、部分的な補修がしやすいことや部屋の形状を問わずに塗れること、豊富な色から選定できることなど、多くのメリットがあり、YouTube動画でも数多く紹介されています。
しかし、塗料によっては、シックハウス症候群の原因になる「揮発性有機化合物(VOC)」と呼ばれる成分が含まれます。
内装壁で使用する際には、塗料も建築基準法の規制対象なので「F☆☆☆☆」や「低VOC」、「水性塗料」や「自然塗料」など「シックハウス対策」の基準をクリアしたものを選びましょう。
広範囲の室内壁の塗装をしたい場合には、左官屋さんや工務店、リフォーム業者などに相談してみることをおススメします。
当社でもリフォーム、リノベーションの壁などの内装塗装の実績がありますので、気になる方はお気軽にお問い合わせください。
まずは、お気軽に「お問い合わせ」フォームからご相談ください。