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リフォームの解体中にすごい音が出る理由
「ドドドドドドドドド」、「ガタガタガタガタガタ」
皆さんは、普段の生活でこのようなすごい音を聞いたことはありませんか?
それはもしかしたら、近所でリフォーム工事をしている音かもしれません。
では一体なぜ、こんなにも大きな音がするのでしょうか。
リフォーム工事は建物やお部屋の見栄えを良くしたり、性能を良くするために行うもの。
簡単に言うと、「古い箇所を新しくすること」になりますね。
洋服やアクセサリーなども、壊れたり気に入らなくなると、新しいものに取り替えることがあると思いますが、それと同じで住まいも定期的に古い箇所を新しくしていく必要があります。
ただし、すぐにポイっと手放すことは出来ません。
なぜなら家そのものが、壁や床など建物の構造に固定や接着されており、それを剥がしたりすること(解体)が必要になるからです。
これが大きな音がする理由です。
では、具体的にどんな作業が行われるのか、主要な工事を例に紹介していきます。
■設備解体
キッチンや浴室の解体は、その大部分が電動工具を使っての切断作業です。それに加え、建物ごとに壁にタイルが貼られていたり、床が平らでなかったりすると、タイルを剝がしたり、床のコンクリートを解体することが必要になります。その際に大きく響き渡る音が発生します。
■床・壁・天井解体
工事計画や、状況によっては下地となる柱材までも解体する必要があります。
その箇所の電動工具による解体や、天井材が落下した際の衝撃音により、必然的に大きな
音が発生します。
これらの作業の間近での音は、70~79dBと言われています。
これを一般的な生活騒音と比較してみると、高速道路の車内や掃除機と同じで大きな音が出ていることがわかりますね。
しかしながら、実際には建物の反響音も加わり、それ以上に聞こえているかもしれません。
マンションの下階でも大きく音が聞こえるのはこのことも関係しています。
このようにリフォームの解体工事では大きな音が発生することがお分かりいただけたでしょうか。
もちろん作業内容や工法によって、音の大小は変わっていきますので、どういう作業をするのかなど、工事に関して気になったことはスタッフへお聞きください。
工務 市川