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ベランダとバルコニー 違いって何??
「ベランダ」と「バルコニー」の違いは分かりますか?
リフォーム・リノベーションをご依頼いただく中でも「どっちかわからない」とおっしゃる方が少なくありません。
違いを調べるほど気にならないけど、意外と住み心地に影響する住宅の一部でもある…
今回はそんな「ベランダ」と「バルコニー」の違いをご紹介します。
違いはとっても簡単!!
ずばり、その違いは、屋根の「有・無」です。
屋根が『有る』のが「ベランダ」で、
屋根が『無い』のが「バルコニー」です。
早速、両者のメリット、デメリットを見ていきましょう!
「ベランダ」:屋根が『有る』
屋根があるので日影が出来るため、夏場は暑すぎず快適に過ごしやすい一方、冬場は寒さに注意が必要です。
■ メリット
屋根がある為、雨をある程度防いでくれる
強風でなければ雨が降っていてもベランダで作業ができる
直射日光が室内に差し込むのを防いでくれる(夏場の暑さ軽減)
■ デメリット
庇や軒の長さや季節によって採光が遮られ、室内が暗く感じる可能性がある
「バルコニー」:屋根が『無い』
屋根がないので、冬場は日差しが暖かくて快適に過ごしやすいというメリットが、夏場は日差しの強さによる暑さやまぶしさを感じやすくなるといったデメリットがあります。
■ メリット
屋根がないので、日光をたくさん取り込める
採光が取れ、室内を明るく温かい空間にできる
太陽の下、庭のように、ガーデニングや家庭菜園にも利用できる
■ デメリット
洗濯物を干す際には急な天候悪化に注意が必要
直射日光のせいで窓近くの床材などが傷みやすくなってしまう
まとめ
「ベランダとバルコニーの違いは屋根の有無」でしたが、住まいを選ぶ際には、それぞれのメリットデメリットを踏まえ、自分の重視する点を決めることが大切です。
例えば、やりたいことを重視する場合
・多少の雨でも外に洗濯物を干したい方は「ベランダ」
・趣味のガーデニングや家庭菜園にも使いたい方は「バルコニー」
といったメリットから選ぶ方法が良さそうです。
一方で、
・立地的に日当たりがあまりよくない「ベランダ」物件の場合は、採光が思っているより足りなく暗い、
・日当たりがとても良い「バルコニー」物件の場合は、バルコニーの床材が傷むスピードが速く耐用年数が短い、
といったデメリットからいずれかを選択する方法があります。
ご自身のニーズに添ったメリットの多いバランスの取れた物件探しには、
「ベランダ」なのか「バルコニー」なのか… 多少なりとも影響があります!
ベランダとバルコニーの違いを知って、物件選びや住宅を建築する際の参考になれば嬉しいです。
工務 小林