トピックス

ステンレスのパイオニア ナスラック工場見学

 ナスラックという住宅設備・建材メーカーはご存知でしょうか?
 ステンレスのパイオニアとして、1960年にナスラックの前身となる株式会社ナスステンレス製作所として誕生して創業64年となる老舗メーカーです。以前ミックの施工現場でもステンレスキッチンを採用させていただき、お客様からとても好評でした。なんと、今回スタジオデラカーサからも近い「NAS鎌倉工場」を見学させていただくことに!お客様にご提案する為にアールスタジオメンバーで勉強してきました。

■ステンレスとは

ステンレスとは、

Stain(汚れ・サビ)Less(少ない)

という言葉の通り、「さびにくい」という性質を持つ金属素材です。100%リサイクル可能なので、環境にも優しい金属です。

■ステンレスの特徴

 ステンレスは鉄を主成分とし、クロムという元素を添加することで、非常にさびにくくなった合金です。耐食性以外にも耐熱性・加工性・強度など優れた特性を備えており、キッチンにはぴったりな素材であるという事が分かりました。
 また、ステンレスには100種類以上の鋼種があり、鉄の含有率で値段が変わるそうで、ナスラックではステンレスの中でも上級の「SUS304」ステンレスを使用しているそうです。ステンレスへのこだわりを感じます。

■工場内部の様子

「NAS鎌倉工場」では、キッチン等の設備機器を製作している工場で、ステンレスの加工やキャビネット、面材の加工等、部材ごとに製造ラインが分かれており、奥に行くにつれて仕上げの工程になっていくとの事でした。月30tのステンレスを加工していて、シンクは一日で300個生産しているそうです。

部材ごとに製造ラインが分かれている。

≪ステンレスの加工の工程≫

ブランキングライン(コイル状にぐるぐると巻かれたステンレス材を切断(ボウル用・天板用など))


プレス加工(金型によって大きな圧力を加え成形)

シンクは2度に分けてプレスして成型する。

溶接工程(天板とボウルを溶接)

システムキッチンはロボットによる溶接だが、ミニキッチンは手作業で溶接。

 工場内ではネジを1本紛失しただけでも、機械の不具合や、人命に関わることが起きる可能性がある為、ヒヤリハットの報告書や安全管理講習など、安全管理がしっかりと行われていました。

 2階の倉庫には2万点以上の部材が保管されているそうで、10年前の商品でも修理が必要になった場合部材の取り寄せが可能との事でした。アフターメンテナンスも安心して任せられますね。

■ステンレスキッチンのおすすめポイント

・汚れに強い

しつこい油汚れも中性洗剤でサッと拭くだけで綺麗になります。

・熱に強い

耐熱性・耐湿性に優れている為、沸騰したお湯や熱い鍋などを置いても変色・変形しにくい素材です。

・ぬめりが付きにくい

ステンレスはぬめりが付きにくく、簡単なお掃除でいつでも清潔です。

・傷が付きにくい

ステンレスは柔軟性もある為、衝撃を吸収し、へこみや傷にも強く安心です。

 ナスラックのキッチンシリーズの中でも「SESPA(セスパ)」というシリーズは、通常は木製が多いキャビネットもステンレスパネルで作られている為、カビなどの繁殖も防ぐ効果があります。「ベルフラワー」というシリーズでもオプションでステンレスキャビネットを選択することができます。
 そして、オールステンレスのキッチンは何より無機質な見た目がかっこいい!尚且つ機能性にも優れているということで、掃除がしやすく、清潔で使いやすいナスラックのキッチンをこれからお客様にもたくさん提案していきたいと思いました。

コーディネーター 上田

当社では壁や床の貼替や各種リフォームなど住まいに関する様々なご相談を承っております。まずは、お気軽に「お問い合わせ」フォームからお問い合わせください。

INSTAGRAM