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エアコン取付の注意点
エアコンは今やほとんどの家庭にあり、1部屋に1台設置しているという家庭も多いと思います。特に夏場はエアコンのない生活は考えられないほど、生活する上で必要な家電です。
ただ、エアコンの取付にはトラブルが多く起こってしまっているのが現状のようです。
せっかくエアコンを買ったのに取付ができないといったような事が無いよう、購入前に確認しておきたいポイントをご紹介します。
1,エアコン(室内機・室外機)の設置場所
2,エアコン用コンセントの有無、形状
3,隠蔽配管の有無、種類
4,エアコン取付工事当日の注意点
1.エアコン(室内機・室外機)の設置場所
エアコンの取付は家のどこでもできるわけではなく、取付に必要なスペースがあり室内機と室外機を配管でつなげることができるような場所(外壁面等)で、エアコンが効率よく稼働する必要があります。
室内機の取付には、本体の上部左右に最低でも5㎝以上のスペースが必要です。室外機は背面に10㎝以上のスペースと正面には20㎝程のスペースと排出された空気がこもらないような場所に設置することが望ましいです。※据付スペースはメーカーによって異なりますので、詳しくはカタログ等を参照してください。
また、室内機と室外機を繋ぐ配管を通す穴が開いているか、開けることができるかなどエアコンの設置場所は個人では判断しづらいことがありますのでエアコンの購入前に取付業者さんに現地を確認してもらうと安心でしょう。
2.エアコン用コンセントの有無、形状
エアコンを稼働させるためには電源が必要でほとんどの場合、エアコン専用にコンセントがないと設置を断られます。専用とはそのコンセントの箇所のみに分電盤から電源が引き込まれている箇所のことを言います。分電盤を確認しエアコン専用のコンセントがなければ新規に増設する必要があります。分電盤に空きがなければ分電盤の交換や子ブレーカーの増設が必要になるため、事前に確認しておくことが望ましいです。
また、エアコン専用のコンセントがある場合はコンセントの形状を確認しておき形状にあったエアコンを購入するようにしましょう。建物によってはコンセントを交換できる場合もありますので、こちらもエアコン取付業者さんに事前に現地を確認してもらうと安心です。
3.隠蔽配管の有無、種類
エアコンの室内機を部屋の外壁面ではない箇所や外壁に面していない部屋に取付できるケースがあります。それは取付箇所に室内機と室外機を繋ぐ配管がすでに施されている場合です。先行配管や隠蔽配管といった呼び方をします。
ただ、この配管があるからといって必ず取付ができるわけではなくこの場合がエアコン取付で一番トラブルが多く起きてしまっています。
通常エアコン取付では配管も取付と同じタイミングで行いますが、隠蔽配管の場合既設の配管及び信号線を使用するためそれにあったエアコンを選定する必要があります。また、隠蔽配管でのエアコン取付は高度な技術が必要となるため、量販店等の取付業者さんでは取付を断られるケースが多いようです。その際、取付出来ない理由を配管や現状のせいにしてしまう業者さんも中にはいるようです。
隠蔽配管を用いてエアコンを取付る際は、より一層技術はもちろん信頼のおける業者さんに取付を依頼するようにしましょう。
4.エアコン取付工事当日の注意点
エアコン取付の作業時間は1台1時間半~2時間程です。取付箇所の状況により変動してきますので、作業当日は設置個所周辺を片付けておくとスムーズに作業が進みます。
引越し前の新居にエアコンを設置する場合は、電力の契約を済ましておき当日電気が使えるようにしておかないと作業ができなかったり試運転ができなくなってしまったりとトラブルの原因となりますので注意しましょう。
また、業者さんによっては取付当日に追加費用が発生する場合がありますので、念のため現金を持ち合わせておくと良いかもしれません。
エアコン取付の注意点をまとめさせていただきましたが、この他にも注意しておいたほうがよい事などエアコン本体や業者さんによって異なってきますのでエアコン購入前には確認や信頼のおける業者さんに相談をするようにしましょう。
現場担当 宮﨑